今年もgu-rilaライブやります。
7月26日6時より、神楽坂のgleeというライブハウスでやります。
グリラライブ、という響き。ゲリラライブにも、ゴリラライブにも似ていて、ちょっと気に入っています。たまに、こそっと混ぜてみたくなります。
gu-rilaは、ピアノ、ヴォイス、箏、二十五絃箏の四人に、いないと困るゲストのパーカッションを加えた、ほぼ五人編成です。
自分がやっておきながら言うのもなんなんですが、昨今の和洋バンドの迷走っぷりには頭を抱えるものがあります。本当にその楽器は必要なのか、今のその音は必然なのか…と考えると、そうとは思えないことが多々あるのです。
では、自分でやるとどうなるか。
…やっぱり迷走しています。
何千年もの歴史を積み上げてきた洋と和の楽器。それぞれを更に輝かせるための使い方というのは、数年数十年で解決がつく問題ではないのでしょう。
でも…
百五十年程前に思いっきり西洋の方向に舵を切った日本。そんな短い時間しか経っていないというのに、今の私達の中には、日本の血と西洋の感性がなんのわだかまりもなく入り混じっているように感じます。
それに対して、楽器は、その血を守ろうと殻を作っているような気がしてなりません。楽器は楽器としての完成度を高めようとすると、どんどん排他的になっていくようなのです。
その純化していくものに心惹かれているのは確かなのですが、それにしても、人間というのは、なんとおおらかなものなのでしょう。変化を受け入れ、形を如何ようにも変えるように思います。
結局は、楽器ということに主眼を置く限り、迷走状態は続くのかもしれません。
そうではなく、様々なものが自然に共存している人間というものを、もっともっと面白がる中で、道が見えてくるのかもしれません。
ゴリラライブ、どうなることでしょうか。
…あ、気がつきましたか?
ご興味ある方はこちらをご覧くださいね。
http://satoyasuko-koto.com/box/information.html