先日のリサイタルの演奏「峠(タムケ)」(杉山洋一作曲)の映像を作って頂きました。
約2500年前のお墓で発掘された琴を復元した五絃琴と、正倉院におさめられている琴を復元した七絃琴。共鳴部のほとんどない琴が、求道会館のステージを共鳴箱として深い音で鳴り響きました。
罪で地方に流された夫と、都に残された妻の相聞歌が万葉集に残されており、私(五絃琴 ・妻)と沢井一恵先生(七絃琴・夫)がそれぞれの唄を奏でます。
ちょっと長いですが最後まで聴くと低音がいつまでも響き続ける錯覚に襲われます。
これからもずっとずっとこれが私の中で響き続けるような気がしてなりません。