リサイタル、無事に終わりました!!
1週間前に新たな五絃琴の弾き方を発見して全ての指順を変えたり、新曲に苦しみ、前々日の夜にやっと出来上がったり、相変わらずいっときも気が抜けない状況が続き、最後はやはり天を仰いで神に祈るばかり。
朝起きたらスマホはピクリともせず、昨夜までのチケットのやり取りのメールがちょうど終わったところで、タイミングが良いのか悪いのか。不義理してしまった方、ごめんなさい。
箏は響きが少ない楽器で、会場によってはそれで悩むことも多いのですが、昨日はリハーサルで箏の爪音がとても響くことに驚き、思わずアナウンスのマイクのスイッチが入っているのかと確認するほどでした。共に舞台に立ってくれた竹が一緒に響いてくれたのでしょうか。凛として力強い竹がそこにいてくれました。
本番では更に小さな音が響いて行くぐらいで、それはお客さまが奏でてくださっているのだろうと、弾きながら胸が熱くなったり…
ゲストでいらしてくださった沢井先生の七絃琴の音はまさしく時空を超えて響き渡るようで、太古から日本人がどのような音を慈しんできたかを感じさせるものでした。
それにしても、やっぱり何より会場は温かったです。大好きなスタッフの皆さんにそばにいて頂き、心優しいお客さまに共に奏でて頂く。それは本当に本当に幸せなことです。
何一つ自分では出来ないことだと肝に銘じています。
皆さま、本当に本当にありがとうございました!!