2015-01-01

2015年1月1日


あけましておめでとうございます。

相変わらず大掃除に追われる大晦日。
なんで毎年こうなのかなー、と反省しながらする大掃除は倍疲れるもので、夕方にはヨレヨレになってしまいました。

その時、ベッドの下の段ボールから大発見。
なんと、三島由紀夫の『サド侯爵夫人』の初版本と、谷崎潤一郎現代語訳の『源氏物語』の初版本!

装丁の隅々までに心がこもっていて、本が大切にされていた時代の、皆の慈しみのようなものが本の外側にまで滲み出ています。

「すごい!」と一旦口に出したら止まらなくなり、「すごいっ」「すごいわー」「すごいなあ」「すごいよねー」
100回くらい連呼したでしょうか。

気がついたら疲れはどこかへ飛んでいってしまいました。

あれ?あんなに疲れていたはずなのに…
やったことと言えば、感動して叫んだだけ。
疲れって、心が動かなくなったときに起こる感情なのかしら?

きっと50年以上前の人々の心の動きが私の心を揺り動かして、知らせてくれたのでしょう。
心の動きの深遠な力を…

大晦日にいいプレゼントを頂きました。
さぁて、今年もめいっぱい心を動かしていきますよ!